を散策するよ。
「太宰府」と言えば太宰府天満宮が定番だけど、今日は西鉄・五条駅から西鉄・
都府楼前駅に掛けて散策してみるよ。


「西鉄・五条駅」
西鉄・五条駅を、出発するよ。


「トレファン・五条店」
昼食を買いに、トレファン・五条店に立ち寄るよ。
店内に入ると、パンが全品100円なので多くの人がパンを買いに来ていたよ。
ハンバーガーや、ピロシキ等を買ったよ。
残念ながら、“幻のクリームパン”は販売されてなかったよ。


トレファン・五条店を出て、西鉄・五条駅方面に戻って行くよ。


西鉄・五条駅を通り過ぎて“五条”の交差点を左に曲がると、“県道76号線（政庁通り）”
に出て来たよ。


「太宰府市役所」
進んで行くと、左側に太宰府市役所があったよ。


“県道76号線（政庁通り）”を、更に進んで行くよ。


「観世音寺」
「トレファン・五条店」から歩いて約20分で、観世音寺に着いたよ。
観世音寺は、天智天皇が母の斉明天皇の冥福を祈り、天平18（746）年に80年の
歳月を掛けて建立した勅願寺だよ。
勅願寺とは、時の天皇・上皇の発願により、国家鎮護・皇室繁栄等を祈願して
創建された“祈願寺”の事だよ。


「観世音寺」
宗派は天台宗、山号は清水山、本尊は“聖観音”、“九州西国三十三箇所・第三十三番札所”だよ。
松並木の長い参道を、進んで行くよ。


「観世音寺」
参道の先に、講堂（本堂）が見えて来たよ。


「観世音寺」
左側にあるのは、金堂（阿弥陀堂）だよ。
“金堂”は、寛永8（1631）年に再建されたよ。
堂内には、“不動明王立像”が祀られているよ。
古くは、境内に“南大門・中門・五重塔・金堂・講堂・鐘楼・経蔵・僧坊”等、“七堂伽藍”を完備
した西日本随一の大寺院だったんだよ。
平安時代に、度重なる火災や台風で殆どが消失したんだって。
現在の“講堂”と“金堂”は、福岡県指定文化財になっているよ。


「観世音寺」
碾磑(天平石臼)は、創建当時からある日本最古の“石臼”だよ。
この“石臼”は、小麦の製粉には不適な為、寺院建築の際の塗料として使用されていた
“朱”を、粉末状にする為に使われていたのではないかと言われているよ。


「観世音寺」
講堂（本堂）は、元禄元（1688）年に福岡藩三代藩主・黒田光之が再建したよ。
入母屋造・瓦葺きで、二重屋根の“仏堂”だよ。


「観世音寺」
境内には、日本最古の梵鐘もあるよ。
「京都・妙心寺」の兄弟鐘とされ、「粕屋郡多々良」で鋳造されたと伝えられているよ。
“梵鐘”は、日本の音風景100選にも選定されているよ。


「観世音寺」
“梵鐘”の裏手に行くと、、観世音寺宝蔵があるよ。
平安時代から鎌倉時代に掛けて造られた“仏像16体”等が、展示されているよ。
殆どが、重要文化財に指定されているよ。


「観世音寺」
“宝蔵”の裏側に、コスモス畑があるみたいなので行ってみるよ。
コスモスが、部分的に咲いているね。
地元の人達が約70万本のコスモスを植えていて、コスモス畑には毎年多くの人が訪れるよ。
白や薄いピンク・濃いピンクのコスモスが、入り混じって咲いていたよ。
家族連れ等も来ていて、コスモスを写真に納めていたよ。


「観世音寺」
コスモス畑を出て、参道を戻って行くよ。


観世音寺を出て、戒壇院に向かうよ。
“県道76号線（政庁通り）”を、歩いて行くよ。


「戒壇院」
戒壇院の入口に、着いたよ。


「戒壇院」
長い参道を、進んで行くよ。


「戒壇院」
戒壇院は、天平宝字5（761）年に日本三戒壇の一つとして観世音寺の区域内に建立されたよ。
“三戒壇”とは、東大寺（奈良）・下野薬師寺（栃木）・戒壇院（福岡）の事を指しているよ。
“戒壇”とは、中央部に石で築いてある壇の事で、出家する者に対して、僧侶として守るべき
戒律を授ける為の儀式が行われる場所の様だね。


「戒壇院」
平安末期に作られた“毘廬舎那仏座像”が御本尊で、この御本尊は国指定重要文化財に
なっているよ。


「戒壇院」
参道を、戻って行くよ。


戒壇院を出て、大宰府政庁跡に向かうよ。
再び、“県道76号線（政庁通り）”を歩いて行くよ。


「大宰府学校院跡」
大宰府政庁跡に向かって歩いている途中、右側に大宰府学校院跡と書かれた説明板が
あったよ。
大宰府学校院跡は、“大宰府政庁”の東側にあって役人の養成機関だった所だよ。


「大宰府学校院跡」
此処で約200人学生が、博士を教官として「中国」の“五経”“三史”等の書物を教科書に、
政治・医術・算術・文章等、役人として必要な事を学んでいたんだよ。
昭和45（1970）年に、国の史跡に指定されたよ。


“県道76号線（政庁通り）”を、歩いて行くよ。


「太宰府展示館」
戒壇院から約10分で、太宰府展示館に着いたよ。
中に入ると、太宰府史跡の発掘調査により出土した奈良時代の遺構“玉石敷の溝”や、
大宰府の歴史を紹介する出土品や復元模型等の資料が展示されていたよ。
館内では、ボランティアの大宰府史跡解説員が史跡について色々と説明してくれるよ。


「大宰府政庁跡」
大宰府政庁跡に、来たよ。


「大宰府政庁跡」
大宰府政庁跡は、かつては“遠の朝廷”と呼ばれ、九州を治める役所であった“大宰府”の
政庁があった場所だよ。
奈良・平安時代を通して九州を治め、我が国の西の守り（防衛）・外国との交渉の窓口に
なった所だよ。


「大宰府政庁跡」
その規模は“平城京”“平安京”に次ぐ大きさで、南北22条・東西24坊の都市計画があったという
学説があるよ。
奈良時代から平安時代に掛けての壮麗な建築が建ち並んでいたけど、天慶3（940）年の
“藤原純友の乱”で全て焼失してしまったよ。


「大宰府政庁跡」
石碑やレプリカの礎石等がある所に行ってみると、江戸時代・亀井南冥の“大宰府碑”を含む
三基の石碑が正殿跡周辺に建っていたよ。


大宰府政庁跡を出て、“県道76号線（政庁通り）”を歩いて行くよ。


すると、九州自然歩道・太宰府コースがあったよ。
“九州自然歩道・太宰府コース”は、太宰府市・四王寺登山口～水瓶山～四王寺山中腹～
坂本～国分寺の約5.6kmが自然歩道になっているよ。


「九州自然歩道・太宰府コース」


「九州自然歩道・太宰府コース」


“関屋”交差点が、見えて来たよ。


陸橋を渡って、西鉄・都府楼前駅に進んで行くよ。


西鉄・都府楼前駅を通り過ぎて、更に歩いて行くよ。


「フランス菓子・ジャンドゥ」
暫くすると、フランス菓子・ジャン・ドゥが見えて来たよ。
店内に入ると、ショーケースの中に美味しそうなケーキが沢山並んでいたよ。


「西鉄・都府楼前駅」
寺院等を散策して、西鉄・都府楼前駅に着いたよ。


「ジャン・ドゥ」
ジャン・ドゥの、太宰府ロールケーキだよ。
スポンジ生地には新鮮な自家製卵が使われていて、クリームにはメープルシロップのみ
使われているよ。
しっとり肌理細かな生地と、生クリームの美味しさが伝わるロールケーキだよ。


※2018(平成30）年10月14日（日）旅行